今年の山行は初めての山にたくさん挑戦しようと思う
実は東北の有名な山をまだまだ知らない僕
朝日連峰も家からそこまで遠い訳ではないが
山の懐が大きいので登山口までの移動距離プラス山行時間
プラス帰宅までの時間を考えると遠ざけてきたのだ
南東北に住む者として朝日と飯豊をやっつけないといけないのでは
ないかとここ数年ふつふつと思いがこみあげていた
そして今回 大朝日岳に挑戦してみる事に
どれどれ調べてみよう 小寺鉱泉からピストンで10時間 累積標高差1550
んな あほな !!
やれんのか 5月のこの時期にソロで初めての山をやっつけられんのか
いざ勝負だ! スタートです
思ったより雪がある アイゼン持ってきてないけど・・・
角度がついてきた アイゼンを付けた先行者がいる 足跡を頼りに登る
この山に来てよかった と思える場所がいくつも出て来た
これを登り切れば稜線にでれる がアイゼン無しではかなり怖い角度だ
やった 登った 上から見下ろすと やべぇー角度だ
帰りの事を先に書きますけどアイゼン無しでここを降りるのはかなり怖かったです よ
稜線はこんな感じー
真っ白な雪山もいいけど残雪のゼブラ柄も山はカッコイイです
そんな訳でシマウマを探しますが いないですねー が こんなのいました
向かって右を見て舌だしてるネコみたいな人 なんだこいつ(笑)
小寺山1500に到着 ここまで3時間 もう充分のぼった アイゼン無しの急登がかなり
効いている 横になって休む事に 眼をつぶるとこんな言葉がよぎる
「俺 大朝日まで行くって 言ったっけ? 」
すぐさま悪魔が「言ってないよ 帰ろう」 天使は「まだがんばれるじゃないか あきらめるな」
ガバッと眼が覚めて身体を起こした僕は次なる山 小朝日岳を目指して行くではないか
悪魔を振るい落としたのだ ガンバレ俺 負けるな俺
小朝日岳1647はとんがっていてカッコイイ 頂上手前きつそうだなー
着いた 残すは後にある大朝日岳だ
やっとここで先行者に追いつく 写真を撮ってもらいお話をする
てっぺんまでどれぐらい掛かるかを聞くと2時間ぐらいだそうで
頭の中で計算が始まる 休憩時間までいれたら10時間では済まないとはじく
悪魔が囁く前に僕はこう言った 「 帰る 」
こうして初朝日岳の挑戦は終わった こんなTシャツ1枚の装備全く無しでは無茶だった
次は準備万端でと誓うのであった END